何と7月14日以来の<オヤジのプロフィール>である。夏休みを迎えるにあたって平日の「オヤジ塾レポート」が増えたせいである。
まずは
7月14日分をお読みいただいてから、もう一度こちらに戻ってきてください。
年が明け、あと3ケ月もすれば私も3年生になる。2年の初めにいきなり「座長」となった。本来「座長」は3年生がなるものである。暗黙の了解というか他に立候補者がいなかったため、私が「座長」を続投することになった。
前の年の秋に行った小劇場公演の快感が忘れられなかったので、春の学園祭の前に1回小劇場公演を行うことを提案した。(何とそのときのチケットを探し出した・・・)
劇団員の皆も同じ思いであったのか、公演は決まった。後は役割分担(劇場の確保、チラシ、チケットなどのデザイン・印刷など・・・)とスケジュールを決めて実行という段階で、今までにない事変が起こった。
私としては小劇場公演の脚本・演出は当然「座長」である私がすることと思っていた・・・。しかし、去年の学園祭で脚本・演出を手掛けてもらった団員が立候補してきた。そしてもう一人の団員も手を上げた。
結果、3人の競作となった。春休み中に3人が脚本を書き上げ、それを順次劇団員が読んでいき、最終的に無記名投票でどの芝居をやるかを決めることになった。
こうなると分裂崩壊の前触れである。もちろん競い合うことは良いことである。そうすることで各自より良い作品を作り上げようと励む。
市場の原理と同じである。他店との差別化を図るためサービス向上に努めたり、価格戦略、ブランディングに力を入れたりなど企業努力をしていくわけである。
しかし、それが同一組織内で行われると、結束力やモチベーションと言った意味からするとマイナス要因が大きい。
何はともあれ投票の日がやってきた。私は当然、自分の作品がすんなり選ばれると自信を持っていた。それだけ今回の脚本の出来はよかった。