どんな仕事であれ、
誇りと自信を持って、情熱を注いで取り組む・・・。そうすれば自ずから成果はついてくる・・・。
そう言う思いで、
仕事に打ち込んできた・・・。荒唐無稽に思えるような予算計画にも「
できません。」とは言わなかった・・・。
計画数値と現実との乖離をいかに埋めていくのかを考える・・・。それこそ
雑巾がカラカラになるように知恵を振り絞る・・・。
それと同時に、多くの異業種の人と会って
世間話をたくさんする・・・
お客さんのところに行って話しを聞く・・・そうすると
ヒントがひらめき
アイデアが生まれてくる・・・。
机に向かってパソコンとにらめっこしたり、ハウツゥ本を読んでも所詮付け焼刃である・・・。
仕事に関しては、ある程度の
ノウハウは培われていたが、
家庭の問題となると別であった・・・。
娘が頼るところは、もう
親父しかなくなった・・・。正直、戸惑った・・・。今まで家庭内のことはカミさんに任せていたので、
対処法が分からない・・・。
最後の拠り所として、以前勤めていた
塾へ娘とともに赴いた・・・そこで初めてパソコンに自分のセンター試験の得点を入力すれば、合否判定してくれるシステムのことを知った・・・(塾に通っていれば当たり前のシステムだったのだが・・・)。
とにかく近県で行ける
国公立大を洗い出した・・・その中で
娘の将来の夢を叶えられる学部のある大学を絞り込んだ・・・。
ちょうど隣のY口県の国立大学で、娘が志望している学部で
合格圏が出ていた・・・しかし、定員があまりにも少なすぎた・・・
5名・・・。
まだ、願書出願前であったから、合格圏はけっして安心できない・・・当時の娘の精神状態からして、
チャレンジさせるのは酷であった・・・。
安全圏を探した・・・それが
今の大学である・・・。センターの結果は定員の3分の1以上の位置にいる・・・2次で余程のことがないかぎり合格できる・・・。
迷わずそこに決めた・・・。
一応、落ち着ける状態になったので、カミさんと娘、そして親父の関係も徐々に良好になっていった・・・。
2次試験までに、地元の私立女子大を受け、
娘の将来の夢が叶えられるかも知れない学部の
合格を手にしていた・・・。・・・続く・・・。
まずは自分自身を信じること・・・すべてはここから始まるのだと
思いはじめた・・・。
自分の信念を曲げてまで、
仕事をすることに疑問を感じはじめていた・・・。
私を滅してまで捧げた公から、しっぺ返しをくらったように感じはじめたのが、この頃である・・・。