息子は今日、課題テストがあったが、
ほ・う・に・ん体制の親父からは何も聞かないことにしている。
久しぶりに当たり前の生活に戻って、気分が悪くなったようである。早々と寝てしまっていた・・・。
したがって、私のおバカな大学生活編が続くことになってしまった・・・。
歳月人を待たずとは良く言ったもので、気がつけば私は卒業年次の夏を過ぎてしまっていた。
たまに大学へ行くと、やたらと
スーツ姿の学生が目についた・・・?
「就職活動じゃああぁぁ・・・!」
すっかり忘れていた。当時は企業間の紳士協定で就職活動は10月から解禁となっていた。
今は大学3年の2月頃からリクルート活動(売り手も買い手も)している。
今はバブル期以上の「超売り手市場」であるが・・・。
私が卒業する頃は完全に
「買い手市場」で、そう簡単に就職先をゲットすることはできなかった・・・。
しかも私は大手をふって就職活動をすることができなかった・・・。
そう、天文学的数字で残っていた未収単位のため
、「卒業見込み証明書」が出なかったのである・・・。
卒業できるかどうかも分からない学生を、企業側としては採用できる分けがない・・・。
今までのツケが一気に噴出してきたようである。
「就職よりも卒業が先よ」と、中退を考えていた元演劇青年は、言い訳をし続けた・・・。
以前のアルバイト先の○本木のホストクラブまがいのお店からも、○谷スペイン坂のお店からも、「正社員にならないか・・・?」とのお誘いもあったので、卒業さえすれば就職なんてどうにでもなるわい(
完全バイト感覚で、就職というものをナメていた・・・また、そのツケが今になって押し寄せているのかも知れない・・・)。
そんな苦境下にあっても、
私は相変わらず毎晩「居酒屋」生活であった・・・。
秋の気配が終わりを告げようとし、そして冬の足音がだんだん間近くに聞こえそうな、そんな切ない季節の変わり目を迎えようとしていた・・・。