今日は8月5日、私の誕生日である。今は亡き母も同じ誕生日である。今年で48歳、年男である。振り返れば年男ごとに人生の(そんな大げさなことではないが・・・)転機が訪れている。
大学を卒業してH市にある某企業に就職して塾の講師に転じたのが24歳、その塾を辞めてK市に戻ってきたのが36歳・・・そして4回目の年男である。
「人生50年」と言われたのが信長の頃だったろうか・・・今は平均寿命も30年以上は延びている・・・。このまま会社員人生を全うすることも一つの人生の選択である。
「やり残していることがあるんじゃないか・・・」しきりに私を駆り立てる声が聞こえる。
「このまま無事定年を終えることがお前の目的なのか・・・」
これは3ケ月前から自問自答していたことである。正直苦しかった。
誰に相談できるでもなく一人で思いあぐねていた・・・。家族のこと、家のこと・・・様々なことが私の決断を鈍らせていた。
以前<オヤジ塾>で「人生とは」と息子に問うた。そのときの親父の回答は「人と生きること」と言った。
「言うは横山やすし、行うは西川きよし・・・ちょっと違うか・・・?」私はやすし師匠は大好きであったが、今回はきよし師匠に従うことにした・・・(これは言葉の綾であって実際の人生は私はやすし師匠に近いと思うのであるが・・・)
今日は、地元商店街の最後の夏祭りである。先週は諸事情があって外出禁止令が出ていた息子も、中学校生活最後の夏祭りということで、門限9時厳守の約束で行かせた。
私の人生の決断のプロローグはすでに幕を開けている・・・。そんなことを思う48回目の誕生日である・・・。