受験校もW大一本にしようと思っていたが、しおらしく自分自身の実力に気が付いた私は
MARCH大のM大を受けることにした。親が前年に言っていた「つぶしが効く」ということで法学部を受験することにした(今となってみれば「つぶし」が効いているのやらどうやら・・・?)。後はW大の法学部、文学部、教育学部の3学部である(はっきり言って法学部は捨てていた)。
月が変わって2月。M大まであと2週間。考えればM大の過去問をやったことがない。敵の戦術を知らずして、戦に勝てるはずがない。早速、赤本を購入して問題を解いてみた。む・・難しい。W大と似たような出題の仕方である。私学特有の重箱の隅をつつくような問題が結構あった。「やばい・・・!」ようやく気が付いたようである。
2月15日がM大法学部、同じ月の20日過ぎくらいから3日連続でW大の入試であったと記憶している。M大の発表はW大の法学部の受験日と同じであった。その後、W大の文学部、教育学部と続く。
ここでM大が不合格だとW大の文学部と教育学部にその影響が出てしまいかねない。是が非でもM大は合格しないと・・・。
それからの2週間は、それこそ人が変わったように勉強した。おそらく人生で一番勉強したんじゃないか(大学の卒業試験の時もそうだったが、それは大学編で、また折にふれ・・・)。
まず、完全夜型を朝型に切り替えた。午前1時に寝て午前5時に起床(当時4当5落と言って、睡眠時間が4時間の受験生は合格し、5時間だと不合格になると言う伝承?があった・・・藁
にもすがりたい私はこの伝承を実践することにした)。
起きてからは食事、トイレ以外はずーと机にかじりついてM大の過去問を解き、参考書を調べ、さらに同じ範囲の部分の問題集を解いた。銭湯には3日に1回くらいしかいかなかった。
1日20時間ちかくにおよぶ勉強をM大の受験日の前々日まで繰り返した。受験に備えて12時前に寝て6時に起きるようにした。
そして受験日当日。M大は先に書いた通り絶対に外せない。が、緊張はしなかった。2週間の勉強の自信があった(さあ、かかって来なさい・・・)。