昨日、連絡を取り合っていたメンバー達との集合の場へ行くためバス停でバスを待っていた。そこに、近所の主婦の方が通りかかった。「今から飲みなんですか?」「ええ、最高にステキな連中との楽しい飲み会があるんですよ」
K駅で同級生のK山君と待ち合わせていち早く会場に到着し、皆を待った。街は年に1回のフェスティバルがあって、人で溢れていた。「これからは俺たちのフェスティバルじゃ」
三々五々メンバー達が集まってきた。多くの言葉は要らない。30年近くの時間は瞬く間に当時に戻っていった。皆の顔にあるのは笑顔だけ。「乾杯!さあ、飲もう!」
後は思い出話のオンパレード。「あの時の試合はワシがシュート外さんかったら、勝っとんたんじゃ」「Y川君のシゴキにはホンマ参ったわ」「何某君が合宿所から脱走したよね」「ワシら入学式も済んどらんのに春の合宿に参加させられたし・・・」(やはり、覚えていたか・・・:注<オヤジのプロフィール―高校時代(クラブ編4)>を参照してください)
雄弁に語る者、ただただ笑顔で聞いて頷く者、酒も旨いはずである。こんなに美味しい酒を飲むのは久方ぶりのことである。誰にも遠慮がいらない、共有している過去がある。皆、急ピッチで出来上がっていった。「皆が酔う前に、今回の主旨説明と今後のスケジュールを決めとかんと、こいつらは明日は何も覚えとらんようになるで・・・」そう思ったので、私はあらかじめ用意しておいたレジュメを配り説明した。
「主旨が決まった」
1.このチームはハンドボールをこよなく愛し、ハンドボールがしたいと思う連中が集う場である(本当は試金石の鬱憤を晴らしたいだけだが・・・注<オヤジのプロフィール―高校時代(クラブ編3)>をご覧ください。)
2.地元の中学校に試合を申し込んで、「オヤジたちと地域の少年たちとの交流をはかろう」それによって「オヤジたちはいつでも君たちを見守っているんだぞ!困ったこと、悩んでいることなど気軽に相談しんさいや」ということにしよう。(たた、オヤジ達は日頃運動不足なので4,5,6月は自主トレで身体を鍛えて、7,8,9、月に月2回くらい集まって全体練習をして10月に試合を申し込むことにした)
3.体力的には中学生にかなうはずがないので、フォーメーションプレイで中学生たちにオヤジたちってスゴイんだぞ!ということをアピールする。
4.ストレスで押し潰されになって「キレる40代」と言われている同世代のオヤジ達に、「まだまだ俺たち頑張れるんだぞ!」というエールを送ろう。
後は役割分担を決め、連絡網を整備した。(皆、覚えとるか?)さあ、今日はトコトン飲むぞ。
会は二次会へと進み、都合で一次会に来られなかったメンバーもここで合流し10名となった(当日呼び出された者、東京からの出張がてら立ち寄ってくれた者・・・感謝!)
オヤジ達はもう40代も半ばを過ぎている連中ばかりである。中学校教師、高校教師、教育委員会に勤務する者、某大手商社の支社長、超有名アパレルメーカーの副社長、某大手鉄鋼メーカーに勤務する者、地元に根ざして活動している者達、地方中小企業の窓際族(私のこと)など、それなりに地位も肩書きもあるが、この場ではそんなこと全く関係ない。皆、共有している過去のことで「悪ガキ」のようにはしゃいでいる。
ここで今まで雄弁に語っていたY川君が撃沈。後輩2名がその介抱に当たってくれた。感謝!感謝!
会は三次会まで進んでいった。三次会のお店へ行く途上で、H君が持ってきてくれていたボールを投げ出してパスをしあう連中も・・・。はやる気持ちも分かる。早くハンドボールがしたくて、したくて仕方がないのである。
三次会会場で今後のスケジュールを再確認した。
①5月上旬の土曜日に集まれるメンバーがジャージを着て集合して正式な結団式を行う
②集合場所はY本君が勤務する高校のグランド
③その場でハンドボールがしたい奴は勝手にやって良いが、まだ団体の傷害保険には加入してないので、ケガをした場合は治療費は自腹である
まだまだ語り合いたかった。しかし時間は無限ではない。翌日、予定がある者もいるため6時間に及んだ会もここで閉会となった。ワクワク・ドキドキ感はますます高まっていく。
本来は<オヤジ塾レポート>の日ですが、明日以降に書いていきます。(何かこのブログの主旨が変わっていっているような気がする・・・笑)