「今日の夜、急な飲み会(接待する側・・・鬱)がはいってしまい、<オヤジのプロフィール>を更新することができなくなってしまいました。
代わりといっては何ですが、半年以上くらい前にしたためておいた雑文が、会社のPCのマイドキュメントにありましたので載せておきます。まあ、このブログのカテゴリーはあくまでも「受験」ですので、本来はこういう固い文章を書かなくてはいけなのですが・・・」
「21世紀に思うこと」
価値観が急速に多様化する現在のわが国の現実を見つめるならば、教育制度に関する種々の見過ごせない問題点があると思われる。
いじめ、不登校、学級崩壊、少年犯罪と自殺者の低年齢化、新学習指導要領の実施にともなう学力低下の問題など、教育を取り巻く環境は非常に深刻かつ危機的状態にあると思われる。
将来構想がある程度描けていた時代とは異なり、社会のあるべき姿が非常に見えにくくなっている現在の子どもたちは、あふれるモノや情報の氾濫で、自分の欲望を抑えられず、苦しみに耐える勇気、他人への思いやり、自制心を働かせる意思を失いつつあるのではないかと思う。
もちろんそれは子どもたちの責任ではない。子どもたちを育てるべき私たち大人社会の方が、子供を育てていこうとするゆとりや気力を失い、大人としての責任感を放棄していることに大きな原因があるのではないだろうか。
21世紀は、グローバル化の時代である。ITの急速な進歩に伴い、世界規模の社会変革がなされようとしている。もはや旧態依然とした組織や秩序では、その変化についていけない。今までの価値感では物事を推し測ることが難しくなってきた。
それは学校教育に関しても然りである。従来の教育システムのままでは世界に取り残されるだけでなく、ますます現状の傷口を広げてしまうばかりである。今こそ大ナタを振るった構造改革を成し遂げる勇気と覚悟を私たち大人が持つべきであると思う。