これは、うだつのあがらない中年の親父と中学校で3回もの暴力事件を起こしたダメ息子との、二人三脚で歩む高校受験へのむけてのドキュメンタリーである。
果たしてダメ息子は無事、高校受験を乗り切ることができるのか。そして、うだつのあがらない中年親父は、これを機に生まれ変わることができるのか。
来年の3月が楽しみであったり、不安であったりする。
私は今年が年男である。8月で48歳になる。人生の折り返し地点をとっくにすぎてしまっている。しかも、30半ばで無謀とも思える転職を余儀なくされ、今は地方中小企業の総務部に勤務する、うだつの上がらない窓際族(古い表現ですね、こういう表現をすること自体が、すでにトレンドから外れているのかも・・・)である。
年男を機に変身してやろうと思った。このままで人生終わってたまるかい!と思うようになった。最初は流行に乗って、「チョイ不良(ワル)オヤジ」を目指そうと思った。
しかし、「チョイ不良(ワル)オヤジ」になるには、ブランド物の洋服を着こなしたり、ワインの薀蓄を語ったり、高級外車を所有していたり、ゴルフ練習場ではスイングについてアドバイスができたりetc・・・まったく私とは真逆である。
それなら「エロかっこ悪いオヤジ」を目指そうとなったわけである。
最近、倖田來未が「エロかっこいい」とかアンガールズが「キモかわいい」とか言われている。「エロ」も「キモイ」も負の言葉である。それに「かっこいい」とか「かわいい」とかプラスの言葉を組み合わせてイメージを上げている。
だったら、「エロ」と「かっこ悪い」という負の言葉を組み合わせるとどうだろうかと考えた。マイナス×マイナス=プラスになるのかと勝手に思っている。(オヤジがくっついているのでマイナス)という突っ込みは無視します。